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極楽寺紙本墨書伏見天皇宸翰唯識三十頌

極楽寺紙本墨書伏見天皇宸翰唯識三十頌

極楽寺は加茂郷駅の北東2キロメートル、塩津の漁村を一望する高台に位置する浄土宗の寺院である。「唯識三十頌」とは世親が人間の精神構造を説いた唯識説の根本義を30の偈頌にまとめた論書で、本品はその全文を行書体で67行に二段で筆写し1巻に表装したものである。伏見天皇は仁和寺書「天神講式」の裏書によると毎日1巻ずつ計276巻の写経をされ、みずから国家鎮護を祈願されたといわれている。それらは正和5年(1316)11月25日に春日神社に於て紺紙金泥法華経56巻を転読の上、奉納されたと伝えており、本品はそのうちの1巻で、当寺が文化6年(1809)に一条殿より御祈願所として仰せつけられた時に奉納されたものといわれている。

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