薬物乱用とは、覚せい剤やシンナーなど医療目的にない薬物を不正に使用したり、医薬品であっても本来の目的からはずれて使用したりすることです。
薬物乱用の最も恐ろしい特徴は、「依存性」があることです。一回ぐらいならと思っても、薬物の効果が切れるとまた薬物が欲しくなります。
さらに繰り返し乱用することで、同じ量ではきかなくなる「耐性」が生じます。この依存性と耐性によって、使用する量や回数がどんどん増えていき、どうしようもない悪循環に陥ります。この状態を「薬物依存」といいます。
乱用される薬物は身体のさまざまな器官に障害を引き起こします。特に脳への影響は大きく、幻覚や妄想、判断力の低下などをもたらします。
薬物乱用の罠は、いたるところに存在しています。薬物乱用を始めるきっかけで一番多いのが、「友人・知人からの誘いが断りきれず、仲間はずれを恐れて」です。断る勇気が必要です。