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平成28年海南市文化表彰式

 

 海南市の文化向上に功績があった方を表彰する「海南市文化表彰式」が、平成28年11月2日(水曜日)に海南保健福祉センターで開催され、つつてん踊り保存会が文化奨励賞を受賞されました。

記念撮影

                             記念撮影 

表彰状贈呈

                            表彰状贈呈時 

 

受賞者代表挨拶(つつてん踊り保存会会長 北村照美氏)

      受賞者代表挨拶

 

 本日、表彰いただきまして、誠にありがとうございます。

 個人としましては、三味線、民謡等を続けてきました。

 民謡の解説などを読んでいると、その土地の方言や祭り、色々な歴史を触れることが出来、とても魅力を感じています。

 民俗芸能というのは、何もしなければ消えてしまう弱いものですが、ふるさとを想う気持ちや親しみがあり、人と人を繋ぐものであると考えています。

 今、私の念願とする事は、海南市の踊り唄い継がれながら、先人が残してくれた立派な財産である伝統芸能「つつてん踊り」を保存、伝承・普及し、次世代へ繋げたいと考えています。

 私達、保存会は、黒江の町の方々だけではなく、多くの皆様に支えられ、活動を続けてきました。

 この場をお借りし、改めまして、厚く御礼を申し上げます。

 本日の受賞をひとつの節目に、私達は、これからもますます活動に精を出し、海南市の文化の向上発展に貢献していきたいと、決意を新たにしています。

 今後とも、皆様方には、一層のご指導をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

本日は、本当にありがとうございました。

海南市文化奨励賞

つつてん踊り保存会 (海南市船尾(会長宅)・昭和46年10月18日創立)

つつてん踊り保存会

業績及び経歴

  「つつてん踊り」は、江戸時代中期、漆器産業で栄えた黒江地区において、当時流行した遊宴歌などから派生して起こったといわれ、祭の娯楽や供養のために盛んに踊られた。“ツーツーテン、ツーツーテン”という三味線の独特の旋律と、義太夫節を加味した情感あふれる語りが特徴の踊り唄に合わせて、地道を下駄でこする音を響かせながら踊られる。その踊りは、もともと舞妓や芸妓の座敷芸に由来するゆったりした動きのもので、狭い路地や座敷で踊られたことから、四角い方陣形に並んで狭い範囲を進んでは戻るという独特の形をとる。

 また歌詞や曲は、上方浄瑠璃や歌舞伎の影響を受け、「お染久松」などの演目から生じたものや、各地から移り住んだ漆器商人や職人の影響を示す「近江百景」などの題材をとったものなどがあり、全部で21曲もの演目が今日まで歌い継がれている。独特の三味線のリズムは曲のすべてに共通する一方、それぞれの曲は全て異なる 節(曲調)を持ち、全国的にも非常に珍しいものである。

 昭和に入り、戦争や時代の波に押されて、踊りは町中から徐々に姿を消し、一度は途絶えかけたが、昭和30年頃から、地元有志による再興の動きが起こり、昭和46年10月18日には、市の無形民俗文化財に指定され、それにともない、踊りの伝承と発展を目的として「つつてん踊り保存会」が発足した。

 現在は18名の会員を有し、黒江公民館において毎月練習に励みながら、毎年地元で開催される下駄市や紀州漆器まつりなどのイベントのほか、地域の小学校や公民館、福祉施設などへ出向いての公演も積極的に行っている。舞台など広いスペースでの公演に 適するように、広がって輪になったり、移動しながら踊るなど、踊り方にも工夫を加え、地元小学生を対象とした体験指導や交流活動などを通じ、若い世代へ踊りを引き継ぐ取り組みも進めている。

 長年にわたり、地域の伝統芸能の伝承とその普及のため、市民に身近な活動を続けてこられた同保存会は、今後一層の活躍が期待される。

お問い合わせ先
総務部 総務課 秘書係
〒642-8501
海南市日方1525番地6
電話:073-483-8400
ファックス:073-482-0099
メール送信:hisyo@city.kainan.lg.jp

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