臨時災害放送局設置・運用訓練について

更新日:2022年01月27日

  平成23年3月11日に発生した東日本大震災において、住民が被災等に関する情報を取得する際、ラジオが有効であったことから、本市では、災害時に開設可能となる「臨時災害放送局」の開設や運用について、平成29年度、令和元年度、令和2年度の計3回、訓練を実施しました。

臨時災害放送局とは

  臨時災害放送局とは、暴風、豪雨、洪水、地震、大規模な火事その他におる災害が発生した場合に、その被害の軽減に役立てるため、被災地の地方公共団体等が開設する臨時かつ一時の目的のためのFM放送局のことです。
東日本大震災による被災地では、発災以降、28市町で開設されました。(近畿総合通信局資料抜粋)

平成29年度(平成30年2月10日)実施訓練

  WIDA(和歌山県情報化推進協議会)の協力により、海南市役所内に機材を設置(アンテナは市役所駐車場に設置)し、放送等の訓練を実施しました。

   また、市内各所のFM放送の受信状況を調査し、聞こえ易さをレベル1(聞こえにくい)からレベル5(聞こえやすい)で示した調査結果が、WIDAより提供されました。

令和元年度(令和元年11月17日)実施訓練

   令和元年度は、総務省近畿総合通信局の協力により、臨時災害放送局の標準機材をお借りし、アンテナを市役所屋上に設置するとともに、臨時災害放送局の概要や設置・運用にかかる研修を受講するとともに、訓練を実施しました。

  また、近畿総合通信局による市内のFM放送の受信状況の事前調査のほか、市職員による南海トラフ巨大地震発生時に開設する避難所での臨時災害放送局の受信状況調査を実施しました。

令和2年度(令和2年11月21日)実施訓練

  令和2年度は、下津地域での臨時災害放送局開設を想定し、総務省近畿総合通信局の協力により、「道の駅」建設予定地に機材及びアンテナを設置し、20Wと100Wの出力によるFM放送の受信状況を調査するとともに、下津地域の南海トラフ巨大地震発生時に開設する下津地域の避難所において、市職員による臨時災害放送局の受信状況調査を実施しました。

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