豪雨が予想される場合の浄化槽・便槽の浸水対策

更新日:2024年08月23日

水害から浄化槽・便槽を守りましょう

   近年、日本各地では、線状降水帯や台風等による豪雨災害の激甚化、頻発化の傾向にあります。
   令和5年6月2日に発生した豪雨災害では、本市においても多くの便槽や浄化槽が被害に遭いました。
   事前の対策で被害が軽減できる場合があります。

水害による主な被害

   水害時には、浄化槽・便槽に次の被害が想定されます。

【主な被害】
・便槽への雨水の浸水
・浄化槽内の水位上昇による浄化槽内の破損
・マンホール蓋の外れによる槽内への土砂の流入
・水没によるブロワーの破損(雷によるブロワーの故障)
・浄化槽内の消毒剤の流出

被害軽減のための事前の対策

   可能な範囲で事前の対策をお願いします。
   また、浄化槽については、保守点検業者にご相談ください。
   ※雨水が便槽や浄化槽に浸水し溢れると周囲の衛生環境にも影響を及ぼしますので対策をお願いします。

【くみ取り便槽】
・便槽の蓋にブルーシートや土のうなどで浸水を防ぐ。

【浄化槽】
・マンホール蓋の簡易ロックやナットが締まっているか確認する。(土砂の流入防止)
・ブロワを浸水しない高さに移動させる。(ブロワの故障防止)
  ※浸水が予想される場合は、一時的に取り外して移動することも有効です。
  ※地面から出ている配管にビニール袋やテープなどで土砂が入らないようにする。
  ※水が引いたらすぐに戻してください。(2日程度であれば浄化槽内の酸素はなくならないと言われています。)
  ※復旧時にブロワの配管(送気管)を間違えないよう、外す際には写真等で記録してください。
・浄化槽内への雨水の逆流を防止する「逆流防止弁」を取り付ける。(土砂の流入、消毒剤流出の防止)
  ※消毒筒と支持器具を紐などで固定する。

この記事に関するお問い合わせ先
くらし部 環境課
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