イノシシにご注意ください

更新日:2021年03月01日

イノシシに出会ってしまったら

 イノシシは本来、臆病でおとなしい性質をもっています。普通、イノシシが人に出会ってもイノシシの方から逃げるので慌てる必要はありませんが、興奮していたり、発情期(晩秋~冬)や出産後で攻撃的になっていたり、至近距離で出会い頭になった場合には注意が必要です。
 事故を防ぐために、イノシシと出会った場合は次のことに注意してください。

ゆっくりと後ずさり

 ゆっくりと後退し、静かにその場を立ち去りイノシシ目線で人間を確認できない場所へ避難しましょう。急に走り出してイノシシを興奮させないこと。イノシシが興奮している場合は、後ろを向くと襲ってくることもあるので、なるべく背中を見せないよう、ゆっくりと後退するようにしましょう。
 たてがみを逆立てて、明らかに威嚇している状態でなくても、シュー、カッカッカッ、クチャクチャクチャという音をイノシシが発していたら、威嚇音ですので注意する必要があります。

イノシシを威嚇しない

 棒を振り上げたり、石を投げたりしてイノシシを挑発するのは大変危険です。決して威嚇しないでください。逆上して向かってくることがあります。また、逃げ惑うイノシシが別の人に危害を及ぼす可能性もあります。

イノシシの子ども(ウリ坊)を見かけても近づいてはいけません

 イノシシの子ども(ウリ坊)を見かけても近づいたり追いかけたりしないでください。近くに母イノシシがいる可能性が高く、子どもを守るため攻撃してくることがあります。

イノシシに出会わないためには

人間の存在を知らせる工夫をしましょう

 出会い頭の遭遇で危害を受けないよう、音の出る鈴をつけるなどして、あらかじめイノシシにあなたの存在を知らせる工夫をしましょう。

餌付けをしない

 イノシシの子ども(ウリ坊)であっても、かわいいからと食べ物を与えることはしないでください。人への警戒心を低下させ、人が食べ物の供給源だと学習させることになります。

イノシシの餌場を作らない

 家庭菜園や田畑の周りに廃棄野菜や果実などを放置しないでください。また、収穫されず放置されたみかんや柿などの放任果樹もイノシシをおびきよせる原因になるので、しっかり管理しましょう。

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