災害時におけるアスベスト(石綿)飛散対策について

更新日:2023年05月16日

災害時のアスベスト飛散対策

   災害により建物の倒壊等が発生した場合、アスベスト(石綿)含有建材が露出している可能性がありますので、以下の事項を参考に、アスベストの飛散に留意してください。

建造物のアスベスト使用の可能性

   鉄骨造の建造物は、耐火被覆目的で石綿含有吹付け材や石綿含有耐火被覆板が使用されている可能性があるほか、鉄筋コンクリート造でも、ボイラー・空調機械室等の壁、天井等に吸音材として石綿含有吹付け材が使用されていることがあります。

   また、石綿を含有する吹付け材の使用は、昭和30年(1955年)頃から開始されており、昭和50年(1975年)には石綿が5重量%、平成7年(1995年)には1重量%、平成18年(2006年)には0.1重量%を超える石綿製品の使用が全面禁止されています。
   建築物の建築年代により飛散性アスベストを使用している可能性があることに留意が必要です。

※木造建築物でも飛散性アスベストを使用している可能性はあります。
※断熱材や配管の保温材等にもアスベストを含有するものが使用されていることがあります。

ばく露予防について

   ばく露を予防するために、以下の3点に注意してください。

・倒壊、損傷した建築物やそれらの撤去・解体現場にはできる限り近づかない。
・がれき等を片付ける際など、スレート等のアスベストを含む可能性のある建材は、できる限り切断・破砕を行わない。
・被災地で倒壊、損傷した建築物の周辺で作業を行うときは、粒子除去効率95%以下の国等の規格に適合した防じんマスクを正しく装着する。

防じんマスクを備蓄しておきましょう

   被災地では、災害復旧工事における建築物等の解体・改修工事やがれきの処理に伴い、アスベストを始めとする粉じんの飛散が懸念されています。
   アスベスト等の粉じんによるご自身の健康被害を防止するため、ご自身が被災した場合、またはボランティア活動等により被災地に出向く際に備え、防じんマスクの備蓄をしておくと安心です。
   また、防塵マスクは誤った着用方法で使用されますと効果が得られません。必ず正しく着用してご使用ください。

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