犬や猫からSFTSに感染することがあります

更新日:2024年03月21日

   重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、主にウイルスを保有しているマダニに人が咬まれることにより感染するダニ媒介性の感染症です。
   マダニに咬まれてから6日から2週間程度の潜伏期を経て、発熱や消化器症状(腹痛、嘔吐、下痢など)の症状を引き起こし、重症化すれば死亡することもあります。

   国立感染症研究所は、令和6年3月19日にヒトからヒトに感染したケースを国内で初めて確認したと発表しました。

犬や猫から感染するの?

   SFTSウイルスに感染した犬や猫に噛まれたり、血液などの体液に直接触れることで感染することも報告されています。

室内飼いのペットは大丈夫?

   SFTSの感染源となるマダニは通常家の中には生息していませんが、散歩などの外出時に茂みや河川敷などに行くことで、ペットにマダニが付着する可能性があります。
   マダニの付着を防止するために、ペット用のダニ駆除剤などで予防したり、散歩後のペットの体の表面をチェックすることで感染リスクを減らすことができます。

   ペットとの過剰な触れ合い(口移しで食べ物を与えたり、一緒の布団で寝るなど)は避け、ペットを触った後はしっかり手を洗いましょう。
   また、ペットが体調不良の時は動物病院で受診しましょう。

犬や猫にマダニを見つけたら

   マダニが犬や猫の体表にしっかりと食い込んでいた場合は、無理に取ろうとせず動物病院に連れて行きましょう。
   無理にマダニを取ると、マダニの口の部分が動物の体に残り、化膿したり体液を逆流させてしまうことがあります。
   また、取り除いたマダニに人が咬まれるとSFTSに感染する可能性がありますので注意しましょう。

この記事に関するお問い合わせ先
くらし部 環境課
郵便番号:642-8501
海南市南赤坂11番地
電話:073-483-8456
メール送信:kankyo@city.kainan.lg.jp