腸管出血性大腸炎(O157等)に注意しましょう

更新日:2021年03月01日

感染経路について

 腸管出血性大腸菌(O157等)は牛等の腸に棲息しているので、それらの腸内容物によって汚染された食べ物や水を口にすることで感染します。生の牛肉や生レバーは腸管出血性大腸菌に汚染されている可能性があります。十分に加熱して食べましょう。

 また,患者や保菌者の便に汚染されたものを介して感染することもあります。例えばタオルや、お風呂のお湯,トイレのドアノブ等が患者や保菌者の便に汚染されていた場合、それらを介して感染することがあります。

 なお、腸管出血性大腸菌は非常に少ない菌量でも感染します。

潜伏期間について

 O157等の潜伏期間は平均3~5日と長く,原因が特定しにくいため、感染が広まる危険があります。

症状について

 腹痛,下痢、血便が主な症状です。嘔吐の症状がでることもあります。さらに腸管出血性大腸菌(O157等)が産生するベロ毒素の作用により,溶血性貧血や急性腎不全を来たし、溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こすことがあります。小児や高齢者では痙攣、昏睡、脳症などによって致命症となることがあります。

予防方法について

1 食品は十分加熱して食べましょう。

2 焼き肉やバーベキューをするときは,生肉を扱う箸と食べる箸を区別しましょう。

3 石鹸や消毒液で十分に手洗いしましょう。(帰宅時、食事前、調理前、排便後等)

4 次の食中毒予防の三原則を守りましょう。

食中毒予防の三原則

1.菌をつけない   《清潔》

  • 食器・器具類は洗浄・消毒・乾燥を十分行いましょう。  

2.菌を増やさない  《迅速・冷却》

  • 調理後は速やかに食べ,食品は10度以下で保存しましょう。

3.菌をやっつける  《加熱》

  • 食品は中心部まで十分加熱しましょう。

 

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