セルフメディケーションについて

更新日:2022年02月25日

セルフメディケーションとは

セルフメディケーションとはWHO(世界保健機関)によれば「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」とされています。

日頃から自分の健康状態を把握しながら生活習慣の改善に取り組み、市販薬などを上手に活用しながら風邪のひきはじめや軽微なケガの時に自ら治療することも、セルフメディケーションにあたります。

セルフメディケーションの効果

1.健康管理の習慣が身につく

2.医療や薬の知識が身につく

3.病気により、医療機関で受診する手間と時間が省かれる

4.通院が減ることで、全体の医療費の増加が抑制される

5.セルフメディケーション税制での所得控除が可能

セルフメディケーションの取組

・特定健診等の活用

健康診断等※1は、自分では気づかなかった身体の状態や変化を知る大切な機会となります。

・健康管理の習慣化

普段から適度な運動と栄養バランスの良い食事、十分な睡眠を確保し、身体の自然治癒力を高めておきましょう。また、家庭でも体重や体脂肪、血圧、体温などを確認し、推移を記録しておくことも健康状態の把握に役立ちます。

・OTC医薬品(市販薬)の活用

OTC医薬品とは、医師の処方箋がなくても、薬局・ドラッグストアなどで購入できる医薬品(市販薬)です。日頃よく経験する症状(頭痛、風邪、胃腸の調子が悪い、軽微なケガなど)は、薬局で医師の処方箋なしに購入できるOTC医薬品(市販薬)を使い、無理せず休んで様子を見ましょう。

・正しい健康知識を身に着け、かかりつけの薬局と薬剤師をもつ

自分の体質や状態に合った薬を適切に使用するために、日頃からかかりつけの薬局や薬剤師を決めておけば、自分の体質に合ったアドバイスが受けられます。また、医師から処方される薬との重複や飲み合わせによる副作用を防ぐことができます。

※1海南市では健康状態をチェックするためにがん検診を実施しています。(子宮頸がん検診のみ20歳以上の女性、胃・肺・大腸・乳がん検診は40歳以上の方で職場等で検診を受ける機会のない方対象)また、40歳以上の方は生活習慣病を早期発見するための特定健康診査を受診することができます。(国民健康保険加入者は海南市にお問い合わせください。その他の保険に加入されている方はそれぞれの保険者にご確認ください)ご本人やご家族の健康管理のために健康診査を是非ご活用ください。

セルフメディケーション税制について

平成29年から医療費控除の特例として、健康の維持増進及び疾病の予防への取組として一定の取組(健康診断の受診や予防接種など)を行った方が、OTC医薬品を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができる制度です。

※通常の医療費控除とは併用できませんのでご注意ください。

詳しくは、以下のホームページをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

くらし部 健康課
郵便番号:642-8501
海南市南赤坂11番地
電話:073-483-8441
メール送信:kenko@city.kainan.lg.jp