帯状疱疹について

更新日:2023年03月06日

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水痘(みずぼうそう)と同じウイルスで起こる皮膚の病気です。

水痘ウイルスに一度感染すると、水痘が治った後もウイルスは体内に潜伏し、加齢やストレスなど、免疫力の低下をきっかけにウイルスが再び活性化することで帯状疱疹を発症します。

50歳以上になると発症率が高くなる傾向があります。

症状について

初期症状は、体の左右どちらかの神経に沿って、ピリピリした皮膚の痛みや違和感、かゆみなどが現れます。症状の多くは上半身に現れ、顔面、特に目の周りにも現れることがあります。その後、痛みを感じる部位の皮膚に帯状の赤い発疹が現れます。その場合、皮膚症状だけではなく神経にも炎症を起こすため、激しい痛みが現れます。

皮膚の症状は、およそ3週間ほどで治りますが、特に高齢の方は、症状が長引いたり、発疹は治ったのに痛みが残ること(帯状疱疹後神経痛)があります。

治療について

帯状疱疹の治療には、抗ウイルス薬や痛みを抑える鎮痛薬などを使います。抗ウイルス薬による治療は、できるだけ早く開始することが大切ですので、帯状疱疹の疑いがある場合は早めに医療機関を受診しましょう。

予防について

免疫が低下しないよう、日頃の体調管理を

免疫が低下しないよう、日頃の体調管理が大切です。

  • バランスの良い食事
  • 質の良い睡眠と十分な休養
  • 適度な運動
  • リラックスできる時間をもつ

予防接種について

50歳以上の方は、ワクチンを接種することによって帯状疱疹の発症を抑えたり、重症化を防いだりすることができます。

帯状疱疹ワクチンの接種は、定期予防接種の対象ではないため任意の予防接種となり、費用は全額自己負担となります。現在、海南市では接種にかかる費用の公費助成はありません。

接種を希望する方は、かかりつけ医やワクチンを取り扱っている医療機関に直接ご相談ください。なお、接種にあたっては予防接種による効果や副反応等についてご理解いただいた上で、接種の判断をしてください。

周りの人にうつるのか?

帯状疱疹は、元々体内にあったウイルスが再活性化することで発症します。帯状疱疹を発症した人から、帯状疱疹として周囲の人に感染させることはありません。しかし、水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫を保有していない人には、ウイルスが感染して水痘を発症する場合があります。

特に新生児や、水痘にかかったことのない妊婦さんなどは、感染すると重症化する場合がありますので、水ぶくれが乾燥してかさぶたになるまでは、このような方々との接触をなるべく避けるようにしましょう。

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