帯状疱疹ワクチンの定期接種について

更新日:2025年03月19日

65歳以上の方などを対象に帯状疱疹ワクチンの定期接種を実施します。

帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経に沿って、痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が現れる皮膚の病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残ることがあり、日常生活に支障をきたすこともあります。

定期接種の内容

開始時期

2025年(令和7年)4月

対象者

  • 65歳の方
  • 60歳以上65歳未満の方であって、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方

※令和7年度から5年間は、年度中に上記の年齢を迎える方が対象です。

対象者の経過措置

経過措置として、定期接種の開始から5年間は以下の方も対象となります。

  • 65歳を超える方については、5歳年齢ごと(70、75、80、85、90、95、100歳)
  • 101歳以上の方については、定期接種開始初年度に限り全員

※年度中に上記の年齢を迎える方が対象です。

接種費用(自己負担額)

生ワクチン:2,500円(6,500円を市が負担)

組換えワクチン:1回あたり6,500円(1回あたり約15,500円を市が負担)

※自己負担額は接種時に医療機関でお支払いください。

※生活保護世帯で接種をご希望される方は、予防接種券を発行しますので、接種する前に社会福祉課までお問い合わせください。

接種方法

  • 接種協力医療機関(海南市、紀美野町)に直接お申し込みください。
  • 和歌山県内契約医療機関で接種される場合は、健康課、各支所・出張所、下津行政局の窓口で契約医療機関に該当することを確認の上、予診票等をお渡しします。その後医療機関に予約して接種してください。
  • 接種券は発行しません。接種券なしで予約、接種が可能です。

※自費で接種された後の払い戻しはできません。

注意事項

  • 帯状疱疹にかかったことのある者についても定期接種の対象となります。
  • 定期接種の対象者が既に一部の接種を任意接種として行った場合は、残りの接種を定期接種として扱います。
    (※1回目は任意接種として取扱い、2回目のみを定期接種として取り扱います)
  • 帯状疱疹ワクチンの交互接種については認めません。
    (※1回目に生ワクチン、2回目に組換えワクチンの接種は不可)
  • 他のワクチンとの同時接種については、医師が特に必要と認めた場合に行うことができます。
  • 帯状疱疹ワクチンの生ワクチンとそれ以外の生ワクチンの接種間隔は27日以上の間隔を置くこととなります。

用いるワクチン

帯状疱疹ワクチンには生ワクチン、組換えワクチンの2種類があります。
接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。

各ワクチンの摂取回数等
  生ワクチン(阪大微研) 組換えワクチン(GSK 社)
接種回数(接種方法) 1回(皮下に接種) 2回(筋肉内に接種)
接種スケジュール ------------ 通常、2か月以上の間隔を置いて2回接種
※病気や治療により、免疫の機能が低下した又は低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。
接種できない方 病気や治療によって、免疫が低下している方は接種出来ません。 免疫の状態に関わらず接種可能です。
接種に注意が必要な方 輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください。 筋肉内に接種をするため、 血小板減少症や凝固障害を有する方、 抗凝固療法を実施されている方は 注意が必要です。

 

ワクチンの効果

ワクチンの効果について
    生ワクチン(阪大微研) 組換えワクチン(GSK 社)
帯状疱疹に対するワクチンの効果(報告) 接種後1年時点 6割程度の予防効果 9割以上の予防効果
接種後5年時点 4割程度の予防効果 9割程度の予防効果
接種後10 年時点 ----------- 7割程度の予防効果

※合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

ワクチンの安全性

ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。

副反応について
主な副反応の発現割合 生ワクチン(阪大微研) 組換えワクチン(GSK 社)
70%以上 ------------- 注射部位の疼痛
30%以上 注射部位の発赤 注射部位の発赤
筋肉痛、疲労
10%以上 注射部位のそう痒感・熱感・腫脹・疼痛・硬結 注射部位の腫れ
胃腸症状、悪寒、発熱
1%以上 発疹、倦怠感 痒み、倦怠感、全身疼痛

 

接種協力医療機関

接種協力医療機関
医療機関名

住所

電話番号

生ワクチン 組み換えワクチン
くらはしクリニック

黒江

483-4013
 中井内科医院

黒江

482-7779  
 石本病院 船尾 482-5063
 笠松病院 船尾 482-3153
 恵友病院 船尾 483-1033  
平尾内科 船尾

483-3555

 NSメディカル・ヘルスケアサービス 船尾 482-5123
海南医療センター 日方 482-4521
谷口病院 日方 482-2500
橋本胃腸科 日方 483-7877
いぬい内科呼吸器内科クリニック 名高 483-4030  
おくクリニック 名高 483-5421  
さくらクリニック 名高 484-5001
しんがきクリニック 名高 483-5252
山本クリニック 名高 482-4346
山西内科 藤白 483-2200
吉川内科循環器科 幡川 484-2525
しこねクリニック 大野中 482-1351  
たきもと内科クリニック 阪井 485-2322
さいとうクリニック 重根 485-3387
竹中整形外科・内科 重根 487-4171
山本医院 且来 482-0189
しおたにクリニック 七山 486-0010  
木村医院 沖野々 487-3100
ふじた眼科 沖野々 487-0066
角田医院 下津町上 492-0278
かわむら医院 下津町下津 492-0132
山本医院 下津町丸田 492-2219  
石川医院 下津町黒田 492-2200
西本内科外科医院 下津町黒田 492-2241
さいかクリニック 下津町丁 494-1111
西岡医院 下津町橘本 494-0238  
下津クリニック 下津町小南 492-5131  
細部医院 下津町下 492-2164
みぞばたクリニック 紀美野町動木 489-6100
岩橋医院きみのファミリークリニック 紀美野町下佐々 489-2150
谷田クリニック 紀美野町小畑 489-6800  
にしもと内科クリニック 紀美野町吉野 489-8338

野上厚生総合病院

紀美野町小畑 489-2178
国吉診療所 紀美野町田 498-0002
長谷毛原診療所 紀美野町毛原宮 499-0300

※接種には予約が必要です。また、医療機関によっては受入に条件がある場合があります。

この記事に関するお問い合わせ先

くらし部 健康課
郵便番号:642-8501
海南市南赤坂11番地
電話:073-483-8441
メール送信:kenko@city.kainan.lg.jp