和歌山県消防救助技術会出場に伴う選考会を実施しました
令和4年5月9日、海南市消防本部内において第50回和歌山県消防救助技術会への出場隊員を選考するため、選考会を実施しました。
消防救助技術会は、救助技術の高度化に必要な基本的要素を錬磨することを通じて、消防救助活動に不可欠な体力、精神力、技術力を養うとともに、消防救助隊員が一堂に会し、競い、学ぶことを通じて、他の模範となる消防救助隊員を育成し、市民の消防に寄せる期待に力強く応えることを目的としています。
たとえて言えば、消防士の運動会です。
海南市消防本部からも若手消防隊員が毎年出場しており、和歌山県大会で好成績を収めれば、東近畿地区の大会や全国大会へ出場することもできます。
選考会では以下の4種目を実施しました。
はしご登はん(標準所要時間24秒)
自己確保の命綱を結索した後、垂直はしごを15メートル登る。災害建物への進入等、消防活動には欠かせない訓練です。
ロープ応用登はん(標準所要時間16秒)
登はん者と補助者が2人1組で協力し、器材を使わず搭上から垂下されたロープを15メートル登る訓練です。
ロープブリッジ渡過(標準所要時間28秒)
水平に展張された渡過ロープ20メートル(往復40メートル)を、往路はセイラー渡過(左)、復路はモンキー渡過(右)するロープ渡過の基本的な訓練です。
ロープブリッジ救出(標準所要時間1分15秒)
4人1組(要救助者を含む)で、2人が水平に展張された渡過ロープ(20メートル)により対面する塔上へ進入し、要救助者を救出ロープに吊り下げてけん引して救出した後、脱出する。要救助者を隣の建物等から進入し、救出することを想定した訓練です。
選考の結果
はしご登はん、後呂消防副士長、坂本消防士、中田消防士、岩淵消防士
ロープ応用登はん、嶋田消防副士長、空山消防副士長
ロープブリッジ渡過 、追田消防士、川嶋消防士
ロープブリッジ救出 、佐々本消防副士長、川添消防副士長、山崎消防士、田尻消防士
以上12名が海南市消防本部を代表して令和4年6月1日に開催される和歌山県消防救助技術会へ出場します。
出場隊員を代表して、佐々本消防副士長から大会への意気込みを!
ロープブリッジ救出、1番員の佐々本です。
選考会が終わり、和歌山県消防救助技術会まで残り約20日となりました。東近畿大会への出場を目標に、今までの訓練で築き上げてきた技術を更に磨き、確実性を上げるとともに1秒でも速いタイムを出せるように頑張ります。
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下津消防署
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海南市下津町下津518-6
電話:073-492-0119
メール送信:fd199@city.kainan.lg.jp
更新日:2022年05月12日