かいなん男(ひと)と女(ひと)のつどい 男女共同参画講演会
男女共同参画への理解を深めることを目的とした講演会を6月29日に市民交流センターで開催し、約450人の来場者がありました。
講師に、コラムニスト・ラジオパーソナリティのジェーン・スーさんをお招きして、「私らしさをアップデート」というテーマでご講演いただきました。
初めに、自分らしくあるためには、自己受容することが大切であると話されました。過去に思い描いていた自分と今が違っていても、時代の変化を捉え、自己理解を進め、意識をアップデート(更新)することで、「うまくいったり、いかなかったりもするけれど、私はこれで上出来だと自己受容することができ、そこから自分の居場所が生まれる。そしてそれは、他者の快適な居場所にもなる。」と自身の経験を例に挙げながら語られました。
そして後半は、女性がなぜ自己受容ができないのかについて、気が利くがでしゃばらず、協調性が高いというような女性らしさが、目指すべき社会規範として刷り込まれていることを指摘し、それにより素の状態の自分を受容できず、一方で、努力し目指す姿に近づいても、自信満々な様子は女性らしくないというジレンマにより自信が持てないという仕組みが存在していると説明されました。
最後に、重要ポイントは「幸せのかたちを他者に決めさせない」「他者の幸せのかたちを勝手に決めない」「選択肢が複数ある社会にする」「「普通」に惑わされないこと」であると講演内容を振り返られ、自己受容するために「まずはNOと言う練習」や「変わることを恐れない練習」など具体例を挙げながら会場の皆さんにエールを送られました。
来場者からは、「お話を聞いて元気が出た」「完璧を目指すほど自信がなくなるという言葉が響きました」「もやもやした気持ちが少し晴れました」といった感想がありました。
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更新日:2024年07月05日