人権ふれあい講演会を開催しました

人権の正しい理解と意識高揚を図るべく地域社会において人権推進活動を行う「海南市仏教者人権推進協議会」及び、子育てに関わる活動を中心に地域での人権推進活動を行う「海南市人権推進市民の会」の共催により、10月4日海南nobinosにて、講師に和歌山信愛女子短期大学副学長伊藤宏氏を迎え、「子どもにとっての日本国憲法～怪獣ゴジラから考える人権～」と題してご講演いただきました。

講演では、日本国憲法における人権や男女平等を改めて説明いただくとともに、子どもの権利条約やこども基本法についても触れられました。また、日本国憲法公布日に合わせ、同日に公開された第1作目の映画『ゴジラ』。映画に込められたメッセージ等、ゴジラを通して分かりやすく説明されました。さらに、東日本大震災を経て災害で考えるべき人権、そして最後に人権を考えるときに思い起こすとよい3つのこととして、「安心・自信・自由はあるか？」と自分を大切にすること⁽自己肯定感)、「相手の安心・自信・自由を奪っていないか？」と人に対する思いやりの大切さを話されました。

参加された方からは、「憲法、条約、災害から人権を考えることができた。当たり前の視点でありながら気が付かないことをゴジラというシンボルを通して教えていただき、聞きやすく分かりやすかった。人権の3つの内容が特に心に響きました。」といった感想がありました。