「更生保護」とは

更新日:2024年07月23日

 犯してしまった罪をつぐない、社会の一員として立ち直ろうとするには、本人の強い意志や行政機関の働きかけのみならず、地域社会の理解と協力が不可欠です。更生保護は、犯罪や非行をした人たちに対し、社会の中で立ち直りに向けた指導や支援を行うことにより、その再犯を防ぎ、社会復帰と自立を助ける活動です。
 更生保護への理解と協力の下、保護司などの更生保護ボランティアと呼ばれる様々な方々が、それぞれの特性をいかし、更生保護諸活動に積極的に参加されています。

更生保護を支える人々

保護司

  保護司は、犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支える民間ボランティアです。保護司法に基づき、法務大臣から委嘱された非常勤の国家公務員とされていますが、給与は支給されません。保護司は、民間人としての柔軟性と地域の実情に通じているという特性をいかし、保護観察官と協働して保護観察にあたるほか、犯罪や非行をした人が刑事施設や少年院から社会復帰を果たしたとき、スムーズに社会生活を営めるよう、釈放後の住居や就業先などの帰住環境の調整や相談を行っています。
 また、犯罪や非行を未然に防ぐとともに、罪を犯した人の更生について理解を深めるために、「社会を明るくする運動」などを通じ、世論の啓発や地域社会の浄化に努めております。

  紀西保護司会は、「更生保護サポートセンター紀西」を活動拠点として、地域の関係機関・団体と連携しながら、地域で更生保護活動を行っています。そこでは、「企画調整保護司」が常駐して、保護司の処遇活動に対する支援や関係機関との連携による地域ネットワークの構築等を行っています。

 保護司の活動に関心があり、詳しい内容を知りたい方は、和歌山保護観察所(電話073-436-2501)にお問い合わせください。

更生保護サポートセンター紀西

 更生保護活動の拠点として、犯罪や非行をした人の立ち直りから薬物乱用防止など犯罪や非行の未然防止まで幅広く相談に応じておりますので、不安や悩みを抱えず、どなたでも気軽にご相談ください。

更生保護サポートセンター紀西

更生保護サポートセンター紀西

更生保護サポートセンター紀西

更生保護サポートセンター紀西(事務所内)

 

住所

海南市大野中732番地1(移転しました)                         

開所時間

月曜日・火曜日・木曜日・金曜日(年末年始・祝祭日を除く)

午前9時~正午、午後1時~4時

電話

073-488-3598

ファックス

073-488-3599

更生保護女性会

  更生保護女性会は、地域社会の犯罪・非行の未然防止のための啓発活動を行うともに、青少年の健全な育成を助け、犯罪をした人や非行のある少年の改善更生に協力することを目的とするボランティア団体です。地域の公民館、学校等に地域住民の参集を集めて、その地域の実情に即した非行問題等を話し合うミニ集会のほか、子育て支援の活動などにも取り組んでいます。

あいさつ運動(下津地区)

あいさつ運動(下津地区)

あいさつ運動(加茂地区)

あいさつ運動(加茂地区)

ミニ集会(黒江地区)

ミニ集会(黒江地区)

ミニ集会(日方地区)

ミニ集会(日方地区)

ミニ集会(亀川地区)

ミニ集会(亀川地区)

BBS会

  BBS(Big  Brothers  and  Sisters  Movement の略)は、様々な問題を抱える少年と、兄や姉のような身近な存在として接しながら、少年が自分自身で問題を解決したり、健全に成長していくのを支援するとともに犯罪や非行のない地域社会の実現を目指す青年ボランティア団体です。

協力雇用主

協力雇用主は、犯罪をした者等の自立及び社会復帰に協力することを目的として、犯罪をした者等を雇用し、又は雇用しようとする民間の事業主の方々です。
犯罪や非行をした人の就労支援を一層推進していくためにも、保護観察所では協力雇用主を募集しています。協力雇用主となるには、和歌山保護観察所への登録が必要となります。登録のお申し込み・お問い合わせは和歌山保護観察所(電話073-436-2501)へご相談ください。

7月は「社会を明るくする運動」強調月間です

「社会を明るくする運動」について

すべての国民が犯罪や非行の防止と、罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない地域社会を築こうとする全国的な運動です。
海南市では、紀西保護司会海南分会、海南市更生保護女性会、BBS会を始め、青少年育成等に関わる様々な団体が加盟する「“社会を明るくする運動”海南市推進委員会」を組織し、各種事業に取り組んでおります。

更生保護ペンギン

更生保護ペンギンのホゴちゃんとサラちゃん

海南市における取組

メッセージ伝達式

市長室において「社会を明るくする運動」の内閣総理大臣と和歌山県知事からのメッセージを更生保護関係団体から海南市推進委員会委員長である市長に伝達しました。

紀西保護司会海南分会会長と市長

メッセージ伝達式の様子

街頭啓発

海南市では、毎年7月の社会を明るくする運動強調月間にあわせて、犯罪や非行のない安全・安心なまちづくりを推進するため意識の啓発・高揚を図るため、街頭啓発を実施しています。

街頭啓発用資材の袋詰め作業(更生保護サポートセンター紀西)

街頭啓発用資材の袋詰め作業(更生保護サポートセンター紀西)

街頭啓発用資材の袋詰め作業(市民交流センター)

街頭啓発用資材の袋詰め作業(市民交流センター)

令和6年度実施内容
日時:令和6年7月2日(火曜日) 午前
場所:JR加茂郷駅・下津駅、スーパーなど

日時:令和6年7月3日(水曜日) 午前
場所:JR海南駅、スーパーなど

街頭啓発(JR海南駅)

海南駅での街頭啓発

街頭啓発(JR下津駅)

下津駅での街頭啓発

「社会を明るくする運動」作文コンテスト

この作文コンテストは、「社会を明るくする運動」の一環として、次代を担う小・中学生の皆さんに、日常の家庭生活、学校生活の中で、犯罪や非行問題等に関して日頃考えていることや体験したことを作文に書くことを通じて、本運動に対する理解を深めていただくことを目的として行っています。

保護司による学校訪問(黒江小学校)

保護司による学校訪問(黒江小学校)

保護司による学校訪問(日方小学校)

保護司による学校訪問(日方小学校)

保護司による学校訪問(下津小学校)

保護司による学校訪問(下津小学校)

第74回”社会を明るくする運動”作文コンテスト

応募作品数
5,758点(市内応募作品数 793点)

入賞者

佳作

海南市立海南中学校2年 村山るかさん

題名「安心できる環境づくりへ」

中学校の部学校賞

海南市立下津第一中学校

啓発のぼりの掲揚

毎年、「社会を明るくする運動強調月間」の7月1日から7月31日まで、市内各所に啓発のぼりを掲揚します。

啓発のぼり(JR加茂郷駅)

啓発のぼり(JR加茂郷駅)

啓発のぼり(JR海南駅)

啓発のぼり(黒江防災コミュニティセンター)

啓発のぼり(大野公民館)

啓発のぼり(大野公民館)

啓発のぼり(市民交流センター)

啓発のぼり(市民交流センター駐車場)

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 市民交流課 人権推進班
郵便番号:642-8501
海南市南赤坂11番地
電話:073-483-8439
ファックス:073-482-0099
メール送信:siminkoryu@city.kainan.lg.jp