地域防災活動に取り組む企業・店舗等を募集します

更新日:2022年05月02日

   大規模災害時には、初動対応が重要ですが、ライフラインや道路等の分断により、行政の救助が届かない恐れがあるため、自らの身を守る「自助」や近隣の住民が助け合う「共助」に頼らざるを得ません。
   しかしながら、住宅地では、高齢化が進み、平日の日中に就労世代が不在となる地域も多いことから、救助活動などの支援を期待する声も多くあります。
   こうしたことから、地域コミュニティの一員として、自主防災組織や自治会と協力し、地域の防災活動に貢献する企業や店舗等を募集します。
   日頃から、地域の構成員として地域コミュニティとの接点を大切にし、地域とともに防災活動を行うことで、地域の防災力を向上しましょう

   事業所や店舗、倉庫や工場がある地域のほか、災害発生時に従業員等が避難する避難場所や避難所を共有する地域の自主防災組織や自治会と協力し、地域防災活動に取り組みましょう。

地域防災活動によるSDGsの取り組み(参考例)

   SDGsは、防災においても非常に高い関連性があります。

1.貧困をなくそう

3.すべての人に健康と福祉を

6.安全な水とトイレを世界中に

11.住み続けられるまちづくりを

13.気候変動に具体的な対策を

17.パートナーシップで目標を達成しよう

地域防災活動の例

・組織力の支援
   避難誘導、救助活動、負傷者の搬送
   消火活動、がれき除去、応急土木復旧作業、家財の運び出し
   避難所・避難場所の運営支援、炊き出し

・資材等の支援
   建設重機、輸送用車両、負傷者等の搬送用車両等の提供
   資機材の提供(バール、ジャッキ、電動カッター、発電機等)
   駐車場、倉庫、オープンスペースの避難場所としての提供
   商品そのものの提供

・技術力の支援
   【建設業等】道路障害物の除去、作業員の派遣
   【福祉、医療施設等】応急手当や救急医療、衛生管理、介護支援
   【通信業等】放送設備や無線等による情報収集

・平常時の支援
   日頃の交流(地域の行事やまつり、清掃活動などへの参加)
   地域の防災訓練への参加
   避難路の管理

地域防災力向上による効果

   周辺地域が防災対策に熱心な地域で、住宅の耐震化や家具の転倒防止、河川の清掃などを積極的に行っている地域では、災害発生時の被害の程度が軽減されることから、企業・店舗等への影響も軽減されることが見込まれます。

取り組み事例の紹介

・ENEOS和歌山石油精製株式会社
   藤白南、船津浜、宮の浜自治会自主防災会と合同で「自治会自主防災会・臨海企業連絡会」を組織し、津波避難場所(藤白神社周辺)の救急・救護や情報の収集・伝達等の強化等の取り組みを行っています。
   また、地区内の倉庫を津波避難場所としての提供の協力を得ています。

・新田地区自主防災会
   地区内の企業の倉庫や店舗の津波避難場所としての提供の協力を得ています。

この記事に関するお問い合わせ先
総務部 危機管理課
郵便番号:642-8501
海南市南赤坂11番地
電話:073-483-8406
ファックス:073-483-8483
メール送信:kikikanri@city.kainan.lg.jp