自治会自主防災会・臨海企業連絡会が「防災まちづくり大賞 消防庁長官賞」を受賞しました!
総務省消防庁が主催する「第27回防災まちづくり大賞」で自治会自主防災会・臨海企業連絡会が「防災まちづくり大賞 消防庁長官賞」を受賞しました。

第27回防災まちづくり大賞 表彰式の様子
防災まちづくり大賞 消防庁長官賞
受賞団体
自治会自主防災会・臨海企業連絡会
構成組織
藤白南自治会自主防災会
船津浜自治会自主防災会
宮の浜自治会自主防災会
ENEOS和歌山石油精製株式会社
受賞事例名
地域住民と企業による「誰ひとり取り残さない持続可能な地域づくり」
~東日本大震災から10年、これからの私たちの10年~
主な取り組み
東日本大震災を教訓に、内海地区の臨海地域において、津波発生時に藤白神社に避難する三自治会自主防災会(藤白南、船津浜、宮の浜)とENEOS和歌山石油精製株式会社が、津波避難場所における防災力の強化を図ることを目的として当会を設立しました。
藤白神社に防災倉庫を設置し、避難者の命を守るために必要な資機材や物資の備蓄を行うとともに、毎月、発電機等の資機材の点検や動作確認を実施し、毎年、備蓄物資の内容の検討や見直しを行っています。
また、海南市防災訓練に併せ、毎年、地域住民の津波避難訓練を行うとともに、夜間の地域住民の避難の重要性を鑑み、夜間訓練も平成30年度より実施しています。
さらに、令和2年度の内閣府、和歌山県、海南市共同主催の「海南市地震・津波防災訓練」では、防災アドバイザーである京都大学防災研究所の牧紀男教授の指導の下、地域住民、企業、市が協働で、避難開始後から24時間を想定した津波避難場所における避難対応について検討を行うとともに、新型コロナウイルスの感染状況下を想定し、津波避難場所における体調不良者や要配慮者の避難についても対応した、地震津波対応訓練を実施しました。
また同時に、地域住民と企業が連携した地域防災活動が今後も継続できるよう、学識者や行政と協働で、10年先までを見据えた「地区防災計画」を令和3年5月に本市で初めて策定しました。
取り組みの様子
訓練の様子
訓練の様子
夜間訓練の様子
ワークショップの様子
会長メッセージ
当会は、東日本大震災を教訓に結成し、組織づくりとともに、種々の問題点を改善しながら防災活動を実践してきました。
今後発生が予想されている南海トラフ地震に備え、この先10年を見据えた地区防災計画を作成し、地区住民と企業が一体となり「誰ひとり取り残さない持続可能な地域づくり」を目指していく姿を評価いただいたものと考えています。
この先、組織の担当者が入れ替わることがあっても、組織が機能しながら育ってゆくことを願っています。
自治会自主防災会・臨海企業連絡会 会長 𠮷川 裕彰
防災まちづくり大賞とは
「防災まちづくり大賞」は、防災に関する優れた取組、工夫、アイデア等、防災・減災に関する幅広い視点からの効果的な取組を表彰し、広く全国に紹介することで、災害に強い安全なまちづくりのより一層推進を目的に実施されているものです。
詳細は、消防庁ホームページをご確認ください。
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更新日:2023年02月17日