令和4年海南市文化表彰式

更新日:2022年11月08日

令和4年海南市文化表彰式

海南市の文化の向上発展に顕著な功績があった方を表彰する「海南市文化表彰式」が、令和4年11月2日(水曜日)に海南市役所で開催され、漆芸家の谷岡敏史さんが文化功労賞を受賞されました。

 

表彰状贈呈

 

受賞者 谷岡 敏史 氏 挨拶

 

本日は、表彰頂きまして、誠にありがとうございます。

海南市文化功労賞という栄を賜り、一言ご挨拶を申し上げます。

ご来賓の方々におかれましては、ご多忙の折、ご臨席頂き、また今日までの取組みをこのように盛大に讃えて頂きましたことに対し、心よりお礼申し上げます。

人生の約70年、紀州漆器の伝統的工芸品を製作し、また県内外に漆器文化を伝えるための宣伝活動、文化貢献活動をしてまいりました。

私の作品が伝統的工芸品シリーズの切手にもなり、カザフスタン共和国で開催された万博には日本からのお土産として選んで頂きました。また、来年もダイヤモンドプリンセス号が和歌山に寄港されますが、今回も、欧米からのVIPのお客様が立ち寄られ、実演をご覧頂くことになっております。

思い出としては、叙勲を賜った際、現上皇陛下にお目に掛かることが出来たこと、また現天皇陛下には国体で和歌山にご来県された折、実演をご覧頂き、またお言葉を掛けて頂いたことがとても印象深く心に残っております。

ここまでやって来られたのも、妻や後を継いでくれた娘のおかげだと思っております。
新しいこの海南市役所の本会議場や受付の壁面パネルは、私を中心に家族3人で製作しました。今は娘が県内外はもとより、外国への文化発信にも貢献してくれています。

今後とも、皆様方には娘に一層のご指導等を頂ければと思っております。私は、この賞に恥じぬよう、今後も健康に留意しながら、本市文化の向上のため、微力ながら尽くして参りたいと存じます。

本日は、本当にありがとうございました。

海南市文化功労賞

谷岡 敏史(海南市黒江・昭和13年生まれ)

経歴及び功績

昭和13年、海南市に生まれる。祖父と父の下で紀州漆器・根来塗りの塗師として修業を積み、昭和37年に独立、伝統と格式を重んじつつ、自ら、塗りの技法や道具の開発にも取り組む。数ある塗り技法の中でも、塗った漆に刷毛目を残さず表面に光沢を出す「蝋色(ろいろ)塗り」の技法に長け、その卓越した技術を駆使し、独自の「瑞雲塗」と呼ばれる技法を編み出した。

全国漆器展では、和歌山県知事賞など4度の入賞を果たし、また、平成8年に受けた「伝統工芸士(塗り部門)」の認定を励みに、 後継者の指導・育成にも尽力し、平成19年に、瑞宝単光章を受章、平成20年には、海南市文化奨励賞を受賞した。平成25年には、磨き抜かれた技と、本物の紀州漆器を守り続ける氏の功績が評価され、和歌山県名匠表彰の栄誉に浴し、また同年、漆器業界全体への多大な功労から日本伝統工芸士会功労者として表彰を受けた。

氏は、塗り一筋70年、今なお現役の塗師として活躍しながら、漆本来の魅力をより多くの人に伝えるべく、30年以上、地域の小学生や、県外・海外からの工房見学の受け入れを継続して行うとともに、現在は、紀州漆器伝統工芸士会会長として、紀州漆器の伝承と普及に邁進している。

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