家庭用品と家具
圧倒的シェアを誇る海南の家庭用品産業
トイレ、バス、キッチン用品などを生産する家庭用品産業は、現在海南市を代表する地場産業となっており、特に水まわり品は全国一のシェアをほこり、海南市のみならず和歌山県を代表する地場産業の一つとなっています。
もともとは「シュロ産業」として、シュロを材料とした和雑貨が野上谷を中心に古くから作られていました。
この地でのシュロ栽培の歴史は古く、弘法大師がその栽培の始祖という説も伝えられています。江戸時代にはすでにシュロ製品の生産が行われており、縄、網、ホウキ、たわしなど、数多くの製品が作られていました。
昭和期に入ると、さらに加工業が発達し、材料もシュロから椰子の実の繊維へ、そして近年ではビニロン、発泡ポリエチレンなどの新素材が開発され、時代とともにその内容も少しづつ変化を遂げてきました。デザインの工夫、使い易さの工夫など、時代の変化に人々の暮らしに家族のように愛され続けてきた海南市の家庭用品の数々。現在では、さらに生活にマッチするような商品開発などにも積極的に取り組み、幅広いインテリア用品産業として大きく成長を遂げています。
家具
海南市の家具の製造は戦後に始まりましたが、その起源は、伝統ある紀州漆器の木地師にあると言われています。
現在の製品は大きく分類すると、ユニット家具、収納家具などの箱物が主体で、出荷額の70%を占めています。最近では、商品の種類も増え全国的にも有名な家具の生産地へと発展しました。
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更新日:2021年03月01日