野良猫への対応について

更新日:2024年04月01日

野良猫への餌やりはやめましょう

   可哀想だからという気持ちで野良猫に餌をあげると、猫が住みつき、繁殖することとなり、かえって不幸な命を増やすことになります。
   外で生活する猫は、交通事故に遭う危険性が高く、また、猫が交通事故で死んでしまう件数は、保健所などに持ち込まれ殺処分となる件数を上回っていると言われています。
   不妊去勢措置もされないまま餌をもらい続けると、次々と繁殖し、身寄りのない野良猫が増えることになり、病気や交通事故などで命を落とす可哀想な野良猫を増やすことにつながります。
   餌を与えるのであれば、繁殖制限の措置をとり、周囲に迷惑を掛けないよう責任を持って適切に飼養し、不幸な野良猫を増やさないようにしましょう。

野良猫を寄せ付けない対策

   野良猫が庭や花壇に入り込んでフンをするのは、その場所がその猫にとって快適な場所だからです。

・「猫が好む場所」から「猫が嫌う場所」に変えていきましょう。
   ホームセンターなどで市販されている忌避剤や木酢液などを猫の通る場所に散布しましょう。
   「嫌な臭いがする場所」と野良猫が覚えるまで続けることが重要です。

野良猫の引取りについて

  野良猫の引取りについては、下記の和歌山県のホームページ「野良猫の引取りについて」をご確認ください。

不幸な猫をなくす対策

   和歌山県では、地域猫対策として「不幸な猫をなくすプロジェクト」を行っています。
   野良猫を迷惑動物として排除するのではなく、ルールに基づき地域で野良猫を管理する「地域猫対策」を推進することで、生活環境の悪化を防止し、保健所等に持ち込まれ殺処分される猫をなくしましょう。
   海南市内でも地域猫対策を実施している地域があります。詳細は海南保健所にお問い合わせください。
   (問い合わせ先:海南保健所   073-482-0600)

地域猫対策とは
・地域の迷惑にならないようルールを決めて餌やりやふん尿の掃除を行います。
・今いる猫がこれ以上増えないよう不妊去勢手術を行います。
・地域の有志が周辺住民への説明や同意を得て行います。
・猫を排除するのではなく、命あるものとして扱います。

地域猫対策の進め方
・活動メンバーの役割分担や餌やりの場所・時間などの計画を作ります。【保健所が計画作成に協力します。】
・自治会や餌やりをする場所の近隣住民へ計画内容を説明します。【猫の管理に反対の人、猫が苦手な人にもきちんと説明しましょう。】
・計画が「生殖できない(手術済みの)猫のみに餌やりをする」などの条件を満たしていると保健所が認めれば下記の「県からの支援」が受けられます。

☆県からの支援
   ・野良猫の不妊去勢手術費用の全額助成
   ・県が認めたことを示す標章・腕章の交付
   ・捕獲おりの貸し出し

この記事に関するお問い合わせ先
くらし部 環境課
郵便番号:642-8501
海南市南赤坂11番地
電話:073-483-8456
メール送信:kankyo@city.kainan.lg.jp