もったいない!! ~食品ロスをなくそう~

更新日:2023年07月31日

   食品ロスとは、本来食べられるにも関わらず捨てられてしまう食べ物のことです。日本では令和2年度に約522万トンの食品ロスが発生したと推計されています。
   そのうち、約半分が家庭(約247万トン)から発生しています。(残りは事業者から)

   令和元年10月1日に施行された「食品ロスの削減の推進に関する法律」には、国や地方公共団体、事業者の責務だけではなく、消費者の役割として「食品ロスの削減の重要性についての理解と関心を深めるとともに、食品の購入または調理の方法を改善すること等により、食品ロスの削減について自主的に取り組むよう努める。」ことが求められています。

(食品ロスの例)
・食べ切れずに廃棄される。(食べ残し)
・賞味期限切れ等により使用・提供されず、手つかずのまま廃棄される。(直接廃棄)
・厚くむき過ぎた野菜の皮など、不可食部分を除去する際に過剰に除去された可食部分(過剰除去)
 

家庭での取り組み

   食品ロスを減らすために、次のことに気を付けましょう!

【買い過ぎない】
   食材を買い過ぎたり、同じ食材を買ってしまったりすると、食材を使い切らずに廃棄してしまうことにつながります。
(取り組み例)
・買い物前に家にある食料品を確認する。
・買い物のリストを作成する。
・使い切れる量を購入する。

【保管方法を確認する】
   保管方法を間違えると消費期限を待たずに廃棄することにつながります。
(取り組み例)
・食品ごとの保管方法を確認する。
・冷蔵庫の中を常に整理し、食品の種類や量を確認しやすくする。
・消費期限を確認しておく。

【作り過ぎない】
   食事を作り過ぎると廃棄することにつながります。
(取り組み例)
・食べきれる量を把握し、作り過ぎない。
・使い切れなかった食材も適切に保管し、使い切る。
・残った料理もリメイクレシピも活用し、食べ切る。

生ごみの処理について(水切りをしましょう)

   生ごみは、燃やせるごみの約35%を占めています。そのうち約80パーセントが水分です。
   生ごみの水分をひと絞りするだけでごみが減量できるだけでなく、においや虫の発生も抑制できます。

「3010運動」で残さず食べよう

環境省及び農林水産省によると、食品廃棄物等は約2,775万トン、このうち、まだ食べられるのに捨てられている食品ロスは約621万トンにも及びます。(平成26年度推計)これは、世界全体の食糧援助量の約2倍にもなり、一人当たり毎日茶碗1杯分の食べ物を捨てている量に匹敵します。この食品ロスの問題を知っていただき、減らしていくために、海南市でも「3010運動」を推奨していきたいと考えています。

3010運動とは・・・

3010運動は、宴会時の食べ残しを減らすためのキャンペーンで、
<乾杯後30分間>は席を立たずに料理を楽しみましょう、
<お開き10分前>になったら、自分の席に戻って、再度料理を楽しみましょう、
と呼びかけて、食品ロスを削減するものです。
職場や知人との宴会から始めていただき、一人ひとりが「もったいない」を心がけ、楽しく美味しく宴会を楽しみましょう。
3010運動を推進すべく、環境省が卓上三角柱POPを作成しました。下記リンクでダウンロードできますので、イラスト違いで全7種(春の宴会用、忘年会用、新年会用、通年用4種)となっております。使用許可の申請等は特に必要ありませんので、様々なシーンで是非ご活用下さい。

3010運動普及啓発用チラシ

この記事に関するお問い合わせ先
くらし部 環境課
郵便番号:642-8501
海南市南赤坂11番地
電話:073-483-8456
メール送信:kankyo@city.kainan.lg.jp