依存症に関する相談窓口

更新日:2023年12月21日

依存症とは

依存症とは、アルコール、薬物、ギャンブル、買い物、食べ物等への欲求を抑えきれずに、使用や行動をしてしまう病気のことをいいます。

依存症の人やその家族は、医療機関、相談、カウンセリング、リハビリテーション、自助グループ等の適切な支援を受けることで、健康的な生活を送ることができます。

一人で悩まず、まずはご相談ください。

アルコール依存症とは

アルコール依存症を一言でいうと、「大切にしていた家族、仕事、趣味などよりも飲酒をはるかに優先させる状態です」。具体的には、飲酒のコントロールができない、離脱症状がみられる、健康問題等の原因が飲酒とわかっていながら断酒ができない、などの症状が認められます。

アルコールの適量について

節度ある飲酒量とは、1日平均純アルコールで約20グラム程度の飲酒のことです。

種類別の適量について

種類別アルコール適量

注意) 量に関しては性別、年齢、体質による個人差がありますので目安としてご参考ください。

  • 女性、65歳以上の高齢者、アルコール代謝能力の低い方は、より少ない飲酒量とすることが必要です。
  • アルコール依存症者は、適切な支援のもとに完全断酒が必要です。
  • 飲酒習慣のない方に飲酒を推奨するものではありません。

アルコール依存症のスクリーニングテスト(AUDIT)

アルコール依存症の早期発見ツールとして、スクリーニングテストが使われることがあります。このテストは本人が回答して評価するように作成されており、点数配分などで本人の否認傾向も考慮されています。本人にアルコール依存症を気づかせるために、また、家族が本人の飲酒問題の程度を知るために使用するのは目的にかなっています。

独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター ホームページ(外部リンク)

注意) スクリーニングに使用するもので、診断基準ではありません。

断酒会

断酒会とはお酒をやめたい人による、断酒を継続するための自助組織です。同じ悩みを持つ人たちが互いに理解しあい、支えあうことによって問題を解決していくため定期的に集まり、集団治療の場として活動しています。

紀の国断酒会友網

総合例会

日時 毎月第2火曜日 19時半〜21時

場所 海南nobinos 4階会議室A

連絡先 090-2590-5688 (会長 西畑 仁)

 

薬物依存症とは

薬物依存症とは、薬物の効果が切れてくると、薬物がほしいという強い欲求(渇望)がわいてきて、その渇望をコントロールできずに薬物を使ってしまう状態をいいます。

薬物依存症の症状

薬物依存には身体に異常が起こる身体依存と、薬物が欲しくてたまらない気持ちが抑えられなくなる精神依存の二種類があります。

 

身体依存


身体依存とは薬物が使用できなくなると、汗が出る・手が震える・幻覚や意識障害がおきる身体的異常(離脱症状)を生じる状態のことです。

精神依存


精神依存とは、薬物を使わないと、物足りない・不安になる・薬物なしではいられなくなるなど薬物の使用を意志でコントロールできない状態のことです。

 

4つの回復

薬物依存症を解消する特効薬はありませんが、適切な治療や支援を受けることで、薬物を使わない生活を続け、社会人として生活をおくることができるようになります。これを回復といいます。

 

体の回復


薬物のためにダメージを受けた体の回復が必要です。

 

脳の回復


薬物を使い続けたことによる幻覚・ 妄想がなくなり、うつ病などこころの回復が必要です。

 

心の回復


薬物依存症によって歪んでしまった物の考え方、 感じ方、生活習慣などの問題を解決し、生活回復することが必要です。

 

人間関係の回復


薬物依存症によって壊れてしまった人間関係が修復され、人とつながることが必要です。

ギャンブル障害(ギャンブル依存、病的賭博)

ギャンブル障害(ギャンブル依存、病的賭博)とは、パチンコ、パチスロをはじめとしたさまざまなギャンブルへの衝動が抑制できなくなり、社会的、経済的、心理的問題や対人関係の問題が生じているにもかかわらず、ギャンブルをやめることができなくなる病気です。

ギャンブル依存症の症状

・ギャンブルにのめり込む

・興奮を求めて掛金が増えていく

・ギャンブルをしないと落ち着かない

・ギャンブルをやめようとしてもうまくいかない

・負けたお金をギャンブルで取り返そうとする

・負けが続いても最終的には勝てると確信する

・負けたことはよく覚えていないが、勝ったことはよく覚えている

・ギャンブルのことで嘘をついたり借金をする など

ギャンブル依存症セルフチェック(LOST)

4つの項目のうち、最近1年間のギャンブル経験で、2つ以上「はい」と答えた方は要注意です。

Limitless

ギャンブルをするときには、予算や時間の制限を決めない、決めても守れない。

Once again

ギャンブルに勝ったときに「次のギャンブルに使おう」と考える。

Secret

ギャンブルをしたことを誰かに隠す。

Take money back

ギャンブルに負けたときにすぐに取り戻したいと思う。

(公益社団法人 ギャンブル依存症問題を考える会)

依存症に関する相談窓口

和歌山県精神保健福祉センター(こころの電話)

電話番号:073-435-5192
月曜日~金曜日 9時~12時 13時~16時(祝日、年末年始除く)
来所相談は要予約(上記こころの電話にお電話ください)

海南保健所

電話番号:073-482-2600

海南市社会福祉課

電話番号:073-483-8602

この記事に関するお問い合わせ先

くらし部 社会福祉課 障害福祉班
電話:073-483-8602
ファックス:073-483-8429
メール送信:syafuku@city.kainan.lg.jp