漆器

更新日:2023年03月22日

海南市黒江地区を産地とする紀州漆器は、室町時代紀州木地師によって、渋地椀が作られたのがはじまりだといわれていますが、これとともに、根来塗も紀州漆器の起源の一つとされています。

昭和53年2月、当時の通商産業省より「伝統的工芸品」として「紀州漆器」が指定されるなど、和歌山県を代表する伝統産業です。

黒目鉢

黒目鉢

寸法

直径99cm 高さ36cm

 

解説

漆を精製するための道具。ヘラでかき混ぜて漆の成分を均一にし、余分な水分を飛ばして粘度を調節する。

渋地椀

渋地椀

寸法

直径14.9cm 高さ10cm

 

解説

椀木地に渋下地を施し、その上に漆を塗って仕上げたもの。庶民を対象とした簡素な漆器。

高足膳(春慶塗)

高足膳(春慶塗)

寸法

縦32.8cm 横32.6cm 高さ15cm

 

解説

「春慶塗」とは木目の美しい木地に渋下地を施してベンガラで着色し、その上に油分の多い「春慶漆」と呼ばれる透漆で薄く塗装して仕上げるもの。

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