ビル火災から命を守るために

更新日:2021年12月22日

ビル火災から命を守るために

ビルの関係者の方々へ

令和3年12月17日に発生した大阪府大阪市での雑居ビル火災において、多数の死傷者が発生しております。

また、平成13年9月に発生した東京都新宿区歌舞伎町の雑居ビル火災でも、今回と類似した建物形態となっており、44人もの死者が発生する大惨事となっています。

ビルの関係者は、ビルを利用する人達の命を火災から守るために消防法令を遵守する義務があります。

 

消防訓練を実施しましょう

火災による被害を最小限にするためには、火災の発見、初期消火、通報、避難誘導等の初期対応をいかに的確かつ素早く行なうことができるかが重要となります。

日ごろからの備えとして消防訓練を定期的に実施してください。

消防訓練を実施するために、次のマニュアル(小規模ビル避難等訓練マニュアル・総務省消防庁作成)をご活用ください。

ビルの防火対策を確認しましょう

平成13年9月に発生した東京都新宿区歌舞伎町のビル火災での被害が大きくなった主な原因は以下のとおりです。

ビルの防火対策に問題がないかを確認し、問題がある場合は、早急に改善してください。

 

  • 避難通路がふさがれていた
  • 避難訓練を実施していなかった
  • 消防用設備等が点検されていなかった
  • 自動火災報知設備のベルが鳴らなかった
  • 避難器具が使用できない状態であった
  • 防火戸が閉鎖しなかった
  • 窓が避難に活用できない状態であった

ビルを利用する方々へ

自分の命は自分で守る。そのための次の3点をチェックしてください。

お店に入る前に

非常口の位置と階段の物品放置の状況確認

お店に入ったら

出入口以外の逃げ道(窓、避難器具等)を確認

もしも火災にあったら

「火事だ!!」と大声で知らせる。

逃げるときは濡らしたハンカチやタオルを鼻と口にあてる。

できるだけ低い姿勢で、床スレスレのところに残っている空気を吸うようにする。

 

この記事に関するお問い合わせ先
消防本部予防課
郵便番号:642-0002
海南市日方1294番地13
電話:073-483-8711
メール送信:syoboyobou@city.kainan.lg.jp