かいなん人権フェスティバル2024
同和運動推進月間(11月1日~11月30日)及び人権を考える強調月間(11月11日~12月10日)に合わせて、本年度の推進テーマである「さまざまな人権」をテーマに、人権について考える「かいなん人権フェスティバル2024」を11月9日に市民交流センターで開催し、約470人の来場者がありました。
講師に、拉致被害者であり、現在新潟産業大学経済学部特任教授の蓮池薫さんをお招きして、「夢と絆〜翻弄された運命の中で〜」というテーマでご講演いただきました。
講演では、北朝鮮が拉致を繰り返した理由について、「日本人をはじめとする外国人を工作員として利用する目的等があったようだ」と説明。また、拉致された時の状況、北朝鮮での生活や帰国に至った経緯も詳しく語られました。最後には、「拉致とは人間から夢と絆を奪う最大の人権蹂躙行為である」と話された一方で、「拉致を決めたのは上層部の一部だとし、拉致問題を理由に北朝鮮の一般市民をヘイト(憎悪)するのはいけない」と述べられました。
来場者からは、「体験談を聞き、今も心の葛藤を抱えて生活されているのがよく分かった。」「拉致の実情、解決への問題、北朝鮮の内情、細かなところまでよく分かった。」「筆舌につくしがたい経験をされたお話、心に染みました。一刻も早い解決を望みます。」といった感想がありました。
講演会の前には、第10回「かいなん人権標語コンテスト」において、今回優秀賞に選ばれた方々の表彰式が行われました。
かいなん人権標語コンテスト表彰式
人権啓発ポスター等の展示
ご来場ありがとうございました。
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更新日:2024年11月14日