令和2年度海南市地震・津波防災訓練を実施しました
南海トラフ地震に備え、市内全域を対象に、自宅や事業所ではシェイクアウト訓練(地震の揺れから身を守る訓練)を実施するとともに、内陸部の地域では安否確認訓練を実施しました。
また、内海地区の自主防災組織(藤白南、船津浜、宮の浜)とENEOS和歌山石油精製株式会社で構成される「自治会自主防災会・臨海企業連絡会」では、津波避難場所である藤白神社周辺で地震・津波対応訓練を実施しました。
さらに、県立海南高等学校では、発災直後、24時間後、72時間後の3つのフェーズを想定し、新型コロナウイルス感染症等対応訓練や医療救護所設置訓練を実施しました。
実施日
令和2年11月15日(日曜日)
主催
内閣府、和歌山県、海南市
訓練想定
11月15日(日曜日)午前9時00分 南海トラフ巨大地震発生(M9.1)、大津波警報発表
訓練内容
- シェイクアウト訓練(市内全域) 参加者:全市民
- 安否確認訓練(内陸部) 参加者:市民(内陸部)
- 地震・津波対応訓練(藤白神社周辺) 参加者:自治会自主防災会・臨海企業連絡会役員
- 新型コロナウイルス感染症等対応避難所運営訓練(県立海南高校) 参加者:市職員、県職員
- 医療救護所設置訓練(県立海南高校) 参加者:市職員、県職員
令和2年度海南市地震・津波防災訓練 (PDFファイル: 437.8KB)
地震・津波対応訓練
午前9時の大津波警報発表に合わせて、各自宅でシェイクアウト訓練を実施した後、津波避難場所である藤白神社に車いすやリヤカーを使用して避難するとともに、自治会自主防災会と企業が連携し、防災資機材や無線等を使用し、津波避難場所における避難後の対応を検証しました。
参加者
- 自治会自主防災会臨海企業連絡会 役員17名
- 藤白南自治会自主防災会
- 宮の浜自治会自主防災会
- 船津浜自治会自主防災会
- ENEOS和歌山石油精製株式会社
訓練内容
避難者誘導訓練、避難者受付訓練、情報収集訓練、情報伝達訓練、備蓄物資確認訓練、資機材使用訓練、給食・給水訓練、救急医療訓練

新型コロナウイルス感染症等対応避難所運営訓練
避難所運営に従事する市の避難所配備職員が避難者役となり、保健師や海南保健所職員と連携し、新型コロナウイルス感染症等を考慮した避難所運営訓練・医療救護所設置訓練を実施し、避難所における感染症防止策を検証しました。
参加者
- 市職員 96名
- 県職員 6名
- 講評者 3名
訓練内容
【研修】
PPE研修
【災害発生直後】
避難所開設訓練、避難者受入訓練、情報受発信訓練、避難所割振訓練、保健・
衛生・救護訓練
【災害発生24時間後】
避難所運営会議訓練、生活ルール策定訓練、物資受入・配布訓練、食料配布・
炊き出し訓練、在宅避難者への対応訓練、資機材設置訓練、保健・衛生・救護
訓練、ペット同行避難者への対応訓練、車両避難者への対応訓練、情報受発信
訓練
【災害発生72時間後】
救護所テント設置訓練、情報受発信訓練
講評者
京都大学防災研究所 教授 牧 紀男 氏
人と防災未来センター 研究員 高岡 誠子 氏
海南保健所 所長 小野 美樹 氏
PPE研修の様子
新型コロナウイルス感染症等対応避難所運営訓練の様子


医療救護所設置訓練の様子

講評
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更新日:2021年03月01日